肝炎ウイルスに感染していたとしても、症状が表に出ないことが多いため、感染に気づかないことがほとんどです。
放置すると慢性肝炎、肝硬変、肝がんへと進行することがあることから、感染を早期に発見して、適切な治療を行うことが重要です。
過去に一度もC型・B型肝炎ウイルス検査を受けたことのない名古屋市民の方は、無料で検査を受けることができます。
以下の条件に該当する方は、早急に検査を受けることをおすすめします。
(1)平成6年以前に以下に該当する方は、感染している可能性があります。
・妊娠中又は出産時に大量の出血があった
・大量に出血するような手術を受けた
・食道静脈瘤の破裂、消化器系疾患、外傷などにより大量の出血があった
・がん、白血病、肝疾患などの病気で「血が止まりにくい」と指摘を受けた
・特殊な腎結石・胆石除去法(結石をフィブリノゲン塊にして包埋して取り除く方法)、気胸での胸膜接着、腱・骨切片などの接着、血が止まりにくい部分の止血などの治療を受けた
(2)次のような病気で入院したことのある方は、感染している可能性があります。
・新生児出血症(新生児メレナ、ビタミンK欠乏症等)の病気で「血が止まりにくい」との指摘を受けた
・肝硬変や劇症肝炎で入院し、出血が著しかった
・食道静脈瘤の破裂、消化器系疾患により大量の出血があった
・大量に出血するような手術を受けた(出産時の大量出血も含む)
(3)その他、以下のような方も、感染している可能性があります。
・平成4年以前に輸血を受けた方
・大きな手術を受けた方
・長期に血液透析を受けている方
・臓器移植を受けた方
・薬物濫用者、入れ墨をしている方
・ボディピアスを施している方
・その他(健康診断等で肝機能検査の異常を指摘されているにもかかわらず、その後肝炎の検査を実施していない方など)
詳しくは、名古屋市のホームページをご覧ください。
■検査内容■
HBs抗原検査
HCV抗体の検出(必要な場合のみ)
HCV抗体検査
HCV核酸増幅検査(HCV抗体検査の結果、必要な場合のみ)